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飛騨の家具と工芸の館
匠館

〒506-0841
岐阜県高山市下三之町1-22

TEL.0577-36-2511
FAX.0577-36-2510

[受付時間]
午前8:00〜午後6:00



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飛騨の匠をご存じですか?

四方を山に囲まれた飛騨高山は豊富な森林資源に恵まれています。そのため家具に限らず、桶から住宅まで、木を使って暮らしに関わるモノを自分たちで作ることが生活文化の原点でした。木を知り尽くした職人は飛騨の匠と呼ばれ、いまも木に関わる多くの名工がいます。ロクロや曲木、ホゾ組などを多用した複雑で難易度の高い技術を得意とし、その技術と精神性が受け継がれてきました。
木に愛着を持ち、その良さを最大限に活かして最高のものをつくることが飛騨の職人の誇りでもあります。

歴史を遡ってみると、飛騨の匠は万葉集や日本書紀にも登場し、奈良・平安時代には、寺院や宮殿などの都の造営に大きく貢献しています。701年に制定された大宝令以降、斐陀(飛騨)国は税を免除する代わりに里ごとに10人の匠丁(大工)を差し出すように定められ、毎年100人以上の匠達が飛騨から都へ赴いたそうです。一般的に、飛騨は貧困なため税の代わりに労力を納めたと言われていますが、実は律令制で制度化される以前から飛騨は優れた建築知識を持った技能集団がいて、たびたび中央に貢献していたのではないかということが、考古学的にも明らかになってきました。そうしておよそ500年の間、飛騨人は新しい技術と文化を学び、飛騨へと持ち帰ったのです。匠の歴史は優れた木工技術を生み、飛騨の文化と伝統の基礎を築きました。

室町時代、江戸時代には屋台の文化が誕生します。旦那衆と呼ばれる町の有力者たちの美意識が、屋台や茶の湯文化を通して多くの名工を生み出しました。高山祭りの屋台は「動く陽明門」とも呼ばれ、木工、金工、塗り、彫刻など当時の職人技の粋を集めたものです。豪華絢爛な外観の美しさだけでなく、その構造にも匠の技が見て取れます。高山祭りの宵祭りで堤燈を揺らしながら進む屋台はとても風情がありますが、それも匠の計算のうちで、わざと車軸をずらして揺れ動くように設計されているそうです。数100年経っても色あせない町家造りの建物をはじめ、春慶や一位一刀彫りといった伝統工芸品、そして飛騨を支える産業に発展した家具づくりなど、匠の技は今日の飛騨高山の支えになっています。

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